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環境ロドリゲスさんの取材に行きました!!

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今回は、環境ロドリゲスの八木沼洋文さんに取材にご協力いただきました。
第12期幹事長として組織のビジョンを描き、個人としても「これから」にとても意欲を見せておられました。八木沼さん自身は物腰の柔らかな気さくな方で、取材は始終アットホームな雰囲気でした。

Q環境ロドリゲスのコンセプトを教えてください。
私たち早稲田大学学生環境NPO環境ロドリゲスは、「環境改善」という大枠のもと活動しています。調査・研究、提案・実践、発信というプロセスを経る活動は10近くのプロジェクトに分かれていて、ロドリゲスという一つの団体のもとに、それぞれのプロジェクトが行われています。学生が気軽に環境問題に取り組めるようにしていきたい、そう考えています。

Q具体的な活動内容を教えてください
早稲田内と早稲田外に分けて具体的な活動を説明します。ただ本当に多岐にわたっているため、一部を紹介しますね。
まずは早稲田内での活動について。早稲田内ではリサイクルのできる弁当容器の導入や学園祭を中心とした場でのゴミ分別、そして新歓期のビラ回収などの「草の根活動」と呼ばれるもの活動から、エコライブミュージックというプロジェクトを立ち上げ、その中でリユースカップの導入をするといった「音楽とのコラボレーション」も行いました。それから「環境政策を考えて発信をしよう」ということで昨年、東京大学や同志社大学などの学生がそれぞれ分野を決めてゼロから環境政策を考えました。それを東京大学の5月祭の中で発表したりも。
次に早稲田外での活動。全国から環境・ビジネスに興味のある学生を集めて一週間の合宿形式で環境ビジネスコンテストや、日本国内だけに留まらず、国外の環境サークルなどとの交流も行っています。

Qそれらの活動の中で、八木沼さん自身が特に印象に残っているものはありますか
国の環境サークルと交流するイベントですね。
それぞれの国が抱えている環境問題に学生がどんな想いで取り組んでいるのか。英語という壁を乗り越えながらのその交流は、とても有意義なものでした。その中でも非常に面白かったのが、韓国の原宿と呼ばれる、明洞(ミョンドン)で外国人旅行客を対象に街頭インタビューを行い、外国人が見た韓国というものをそのインタビュー内容を交えながら議論したことです。

Q数々の活動を行っておられますが、その企画運営の面で大変なことはありますか。
私を含めたロドリゲスのメンバーが、私たちの活動が果たして本当に環境問題の解決につながっているのだろうかと考えてしまうことがあります。たとえばマイカップ・マイコップ推進。それらを作るためにエネルギーがかかってしまうため、ファッション性だけで買っていくのは本当にエコなのかと、ふとしたときに疑問を抱いてしまうのです。

Qそういうときの対処法はありますか。
ロドリゲスのプロセス通り、調査・研究、提案・実践、発信をすることですね。有識者に意見を聞きに行くなどの調査・研究をし、そこに自分たちの意見を交えることで提案・実践をし、それを発信する。そのロドリゲスのプロセスを経ることで疑問の解消に努めています。

Qでは、ロドリゲスの立ち上げのキッカケを教えてください。
団体の立ち上げは、名前の由来――すなわち、宝島伝説に帰結します。
かつて「ロドリゲス」という島には宝島伝説がありました。財宝を求めて多くの人が訪れたそうですが、誰も見つけることができませんでした。 しかし、絶滅危惧種のドードー鳥の一種が最後まで島に棲息していたことがわかったとき、人々は知ったのです。それを可能としている豊かな自然こそが「宝」であったのだということを。
そのようなストーリーに由来して、その宝である自然を大切に受け継いでいこうという思いを込めて、「ロドリゲス」という命名で立ち上げとなりました。
初代の幹事長は、効果的な活動を生み出したいという想いから精力的に活動されていました。環境問題がまだ注目を集める前の段階にもかかわらず、各政党のそれぞれの環境政策を学生にアンケートを取って(政党名を伏せて)本を出版したり、早稲田生1万人環境意識調査を行ったり。

Q八木沼さんがロドリゲスに入ったキッカケは何ですか。
中学の自由研究で身近な川の水質調査をやって賞をもらったこと。それが環境に興味を持ったキッカケでした。
それから、大学進学を考える中で環境問題を勉強し、なんらかの貢献をしたいと思うようになりました。だから、環境に対して多様なアプローチを行っているロドリゲスを知り、ここに入ることに決めたのも、自然の流れでした。 
ロドリゲスにはアツイ想いを持った先輩たちが本当に沢山おられます。例えばCOP15のためにわざわざコペンハーゲンに行ったり、世界を見るために一年休学してイギリスに環境問題について学びに行ったり。それを見て自分も頑張りたいと思えることは、ロドリゲスの強みではないでしょうか。

Qこれから八木沼さんがやっていきたいことはありますか。
国内・国外でそれぞれやっていきたいことがあります。
まず国内。地域活性化と自然環境の劣化の防止をつなげていくことを国内でやっていきたいです。ロドリゲス以外に国際ボランティアの団体で活動していることから、こう思うようになりました。その団体では天草や新潟や和歌山などの過疎地域を訪れるんですね。その場所で若者が都心部などに流出することで活気がなくなっていたり、森林が手を入れないと劣化していったりする現状を見ます。その現状を見てから、地域活性化と自然環境の劣化に対して取り組めることはないか勉強していきたいと思うようになりました。
一方、国外について。気候変動枠組み条約がどういう風に決まっていくのかについて、また、環境に関する条約や法律をどう制定していくべきかについて勉強していきたいです。

Q少し話は変わりますが、エコブームについてどうお考えですか。
ブームで終わらせなければいいのではないかと思います。
今、メディアの流れで頭の中にエコが刷り込まれていますが、それによって具体的な何か――問題解決に動いていければいいのではないでしょうか。
たとえば今年、生物多様性条約をめぐるCop10が開催されるのですが、エコブームで取り上げられるのはエコバックなどが中心なので、そのことを多くの学生は知らないと思います。生物多様性条約について学生がどう考えるかなどを啓蒙していき、その条約の中身を変えていくようなところにまで発展させていく。もしそこまでいけたら、このエコブームというものはいい流れとなり、ブームで終わらないのではないか。そう思います。

Qブームをブームで終わらせないためにロドリゲスとしてしたいこと――団体の展望を教えてください
まず、エコに踏み出せない人に伝えたいこと。環境問題への取り組み方は一つではないことを伝えたいです。例えば、欧米ではロビーイングのような活動がなされているので、そのようなメディアを取り込むような楽しみという要素を交えた活動ができたらいいのではないかと考えています。
また、ロドリゲスのこれからという意味で、国際性を環境活動に取り入れようと考えています。日本の環境政策や環境活動は世界でどう評価されているのかを認識する機会を増やしていくことがしたい。社会的影響力のある方、とくに学生の環境活動を環境政策にアツく取り組んでいるような方にアピールしていき、そういう方たちと学生との間の橋渡し的役割を果たしていきたいです。

Qそれでは最後にキッカケニュースを読んでいる読者の方にメッセージをお願いします。
環境問題というものは漠然としていて、どのように関わっていくべきか分からない問題だと思います。たとえば仮に今、誤って手首を切ってしまったとき、手首を押さえたり、病院に行ったりと具体的で早急な処置がとれますね。しかし、環境問題は専門家の間でも意見が分かれていて、どのように取り組んでいけばいいのか分からないのではないでしょうか。
環境ロドリゲスはその過程を明らかにし、イベントを通してその問題が身近なものと捉えることができるように取り組んでいきたいと思っています。ぜひ、環境問題を自分の問題と考えて日々を過ごしてください。


八木沼さん、ありがとうございました!

(記事制作:あず)


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