留学体験がもたらしたグローバルビジネス/高田容冶さん【Campus Latte+】
(株)毎日エデュケーション主催(学生団体Campus Latte+協力)の「グローバルキャリア塾・セミナー 」が、 12月3日(木)19:00から開催され、大学生など13名が参加した。
スピーカーは、株式会社NABA代表取締役社長の高田容冶さん。高田さんは米国留学時代の体験、そして、"Think Globally, Act Locally"がモットーのグローバルビジネスについて語った。終始穏やかに坦々と話していた高田さんは、内側に強い芯のようなものを感じさせる人だった。
まず高田さんは大学生活について話す。留学の動機、留学までの過程、そして留学生活で学んだこと。留学生活で学んだものは様々であるが、なによりも「価値観の多様性」を学んだことが大きかったようである。
次にビジネスについて。日本と海外のビジネス、ハイテクビジネスから伝統ビジネスまでの遍歴、自らの会社において留学経験者を積極的に雇用する理由。
ちなみに高田さんは米国留学から帰国後、今まで36年間いくつかの会社を経営してきた。だがその中の1つの会社もつぶしたこともないし、社員をリストラしたこともないし、給料遅配も1回もない、と言う。微笑みを浮かべながら。
Campus Latte+代表の黒川寛和さんは今回のイベントについてこう語る。
「このイベントはグローバルなキャリアを学生に選択肢として提示したイベントです。具体的には、海外で実際にビジネスを展開している人や留学を経験した人など、海外で成功した人をお呼びして講演してもらう、という形でやっています。グローバリズムの流れで学生が海外に目を向けるようになりましたが、彼らがキャリアを考える際に実際に海外で活躍・経験を積んだ人に話を聞かないとどうやって海外でキャリアを得ればよいのかわからないですよね。そこで今回のイベントを開催しました。今後も学生がキャリアを広げられるようなイベントを作っていきたいです」
グローバルなキャリアの提示。それによって学生たちにきっかけを届けようとしたCampus Latte+。
実際に、参加者の中には次のように話す女性がいた。
「留学と起業に興味があったのでこのイベントに参加しました。話してらっしゃった高田さんがあまり縛られた考え方ではなかったので、もうちょっと気楽に考えていいのかな、そう考えられるようになった気がします。
そのためでしょうか。私は講演を聞き、思いました。あ、留学しよう、近いうちに、と」
多くの参加者が高田さんの話に真剣に耳を傾け、うなずいていた。彼女のように思った参加者も少なくなかったのではないだろうか。このイベントをきっかけに、これから先、海外へ飛び立つ人が現れるかもしれない。
<高田容冶さんのプロフィール>
高校卒業後アメリカ留学。卒業前に帰国、21歳で起業。以後、欧米のハイテクベンチャー企業とのネットワークで数々の世界初のシステム開発を手掛け、1993年日本でのインターネット商用サービス開始と同時にIT業界に参入。同年11月、品質管理を目的とした精密計測システム開発の ベンチャー企業、(株)NABAを設立。
1995年にアントレプレナー支援実績によりテキサス州名誉州民、翌96年に同州オースティン市の名誉市民の認定を受ける。
スモールビジネス間のネットワークによるビジネス開発を行い、2004年の新潟県中越地震をきっかけに日本の伝統産業である錦鯉の国際的普及を目的に国際錦鯉普及センターを設立。欧米をはじめアジア諸国、さらに中近東へと現在約20ヶ国とのネットワークにより伝統ビジネスを展開中。
自社NABAの社会的役割は、デジタル社会の恩恵を活用できずに国際化や市場拡大に苦しむ地域産業や中小企業を支援する「A-Dコンバーター」と定め、Think Globally, Act Locallyをモットーに活動する。
【イベント編集後記...にかえて】イベント後、Campus Latte+の協力でイベントを主催した(株)毎日エデュケーション、マーケティングマネージャーの高橋厚子さんとお話をする機会をいただいた。彼女は繰り返し感謝の意を表していた。それを結びの言葉にしたい。
「Campus Latte+には感謝しています。彼らと一緒にイベントをやれて良かったです。とくに企画長の花野くんには本当に感謝してもしきれません。このイベントが成功したのは彼のおかげ。心からありがとうと言いたいです」
(記事制作:よーじ)
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